ことばの世界

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本ことば114【チエちゃんとわたし】よしもとばなな「私は好きなことしかしなかっただけで」

【チエちゃんと私】よしもとばなな

 

まわりの人にはずいぶんと妬まれたものだった。きっと親にお金があるからあんなふうにしていられる、とか、誰かの愛人なのだろう、とかあることないこといろいろ言われた。でも、そんなのではなく、私は好きなことしかしなかっただけで、好きなことをするためにやるべきことはきちんと最小限やってきただけだった。そしていろいろなことを深く考えないようにしていた、それだけだった。

 

 

周りって、

好きなことを

あれこれ言うよね。

 

それに

耳を傾けて

全部を聞くのは

正直、煩わしい。

 

 

周りの声を聞くより

自分の声を聞こうよ。って。

 

 

人のことを

どうこう言うよりも

自分のことを見ようよ。って。

 

 

そう、思うんだ。

 

 

 

人にあれこれ言うのって

自分に集中してないからだよね。

 

 

 

そんな余裕は

いらないなー、わたし。

 

なくて、いいな。

 

 

 

って、

今は人が気になるくらいの

余裕ありありな状態だけど。

 

 

 

何回もぶち当たる。

 

 

周りの反応が怖い。

誰かに何を言われるか、気になる。

 

 

んー、

出てくるよ、そりゃ。

 

あるあるよ。

 

 

 

でも、

周りのことを

とやかく悩むより。

 

 

自分のやるべきことを

やっていきたいよね。

 

そんな生き方をしたいよね。

 

 

チエちゃんと私 (文春文庫)

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