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本ことば107【王国 その3 ひみつの花園】よしもとばなな「一見開かれているようだが実は心の扉は閉じていて」

【王国 その3 ひみつの花園よしもとばなな

 

何かをつかもうという感じで来る人の方が、全てまかせきっている人よりもこちら側としてはやりやすいのだ。もちろん楓もそうだと思う。全てまかせきってなんとかしてください、という人の場合、一見開かれているようだが実は心の扉は閉じていて、それを開くまでにひとつエネルギーを無駄に使うことになる。

 

 

全てまかせっきりの人。

 

過去のわたしだ。

 

 

セッションを受けて

セッションをしてくれる人が

すばらしいから

任せていれば

良くなると思っていた。

 

 

100%信じてお任せモード。

 

 

それは

その人を信頼して

開かれているようだけど

自分の心は開かれてない。

 

 

 

動くパワーって

自分自身から湧き出てくるものだから。

 

 

 

人にまかせっきりでは

「あの人にこう言われたからする」

という、

自分で動いているかのようで

人任せしかない人生を歩んでいて

 

なのに

うまくいかなかったら

人のせいにするという

最低のオプションまでついてくる。

 

 

 

閉じ切った心は

自分でしか開けない。

 

 

人はサポートしてくれるけど

無理矢理こじあけることはできない。

 

 

自分が望まない限り

心のドアの鍵は強固にかかったまま。

 

 

外側からは

どんなに叩いても

のこぎりで切ろうとしても

あかない。

 

 

外側には

鍵穴もないんだもん。

 

 

内側にしかついていない鍵。

 

 

 

ね。

開けられるのは

内にいる人。

自分しかいないの。

 

 

 

自分でドアをあけて

はじめの段階をこえてから

欲しいものを欲しいという。

 

 

サポートしてくれる人も

どうしたらいいかが

わかりやすいから

効果はどんどん出ることでしょう。

 

 

 

人任せの人生なんか

この世に存在しないってこと。

 

 

なのに、

わたし含め

人任せにしてるほうが

楽だと思い込んで

自分で選ぶことをしていない人が

いるのも事実ね。

 

 

 

誰の人生?

わたしの人生だよ。

 

 

 

王国〈その3〉ひみつの花園 (新潮文庫)

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今までの本ことばのまとめはこちら

 

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