ことばの世界

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読書記録65【陽だまりのひと】藤岡陽子

【陽だまりのひと】藤岡陽子

陽だまりのひと (祥伝社文庫)

陽だまりのひと (祥伝社文庫)

 

 

法律事務所を舞台にした物語。

 

なんだろうな。

法律の世界は

わたしには遠くて

まったく知らない未知の世界。

 

の、はずなんだけど

親しみある人たちの登場で

意外と身近なものなのかもしれない。

そう思った。

 

 

法律事務所に

お世話になることは

ない方がいいけれど。

 

 

何かの事情があるとき。

 

そんな時は

そっと寄り添ってくれる人が

いる場所を選びたくなる。

 

 

法律。

とだけ聞くと

なんだか、ドライな感じがして

心がどこかにおざなりになって

事実だけを見ていくような

シビアな世界を想像してしまう。

 

 

事実は、事実。

だけど、

事実をどう受け止めるか。

その心も一緒に

見ていく場所でもあるのかもしれないな。

 

 

結果も大事だから

そのためには、

戦うのかもしれないけれど。

 

結果のためだけに。

ではなくて。

 

依頼人の人生を

大きな目で見て

伴走してくれている気がしたのです。

 

 

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