ことばの世界

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読書記録63【いちご同盟】三田誠広

いちご同盟三田誠広

いちご同盟 (集英社文庫)

いちご同盟 (集英社文庫)

 

 

私の高校の文化祭は

各クラスごとの劇がメインだった。

 

模擬店とかはなくて、

教室でそれぞれが劇をする。

 

2年はコメディ

3年が感動系

っていう習わしもあって。

 

わたしが1年生の頃

3年生のどこかのクラスが

この『いちご同盟』を

やっていた記憶がある。

 

見たかどうかは

定かじゃないけれど。。。

 

 

15歳。

多感な時期だよね。

 

ちょうど中学3年生。

高校への進路が待っている。

 

中学までは

たいていは学区で

決まった学校へ行くから

悩む必要はなくて。

 

 

でも、

高校へは

それぞれの選択が出てくる。

 

 

なんとなく

みんな、別々の道に進んでいくんだ。

わたしは、どこへ向かっていこう?って

子どもと大人の狭間で

考えていたような気がするあの頃。

 

 

その中で

誰と出会うのか。

 

 

わたしには

入院をしていた友達はいなかったけど。

 

このままの日常が

そのままに続いていく。

そんな中でしか

悩んでいなかったけど。

 

 

 

生きること、死ぬこと。

 

そこにも触れながら

どうして生きるんだろう?

なんで死んではいけないんだろう?

命って、いったい何?

 

 

何のために生きるのか?

 

 

今を生きているからこそ、

なんで、今も生きているのか?

なぜ、自分が生かされているのか?

 

 

そんなところへも

入っていく気がしたのでした。

 

 

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