読書記録57【ランナー】あさのあつこ
長距離ランナーの高校生の話。
競技としての長距離には
毎回ゴールがある。
5000m
10000m
きっと、それぞれの走りがあって
そこに向けて全力で走るんだろう。
ただ、走るのが好き。
でも、好きだからこそ
怖くて他のことを理由にして
逃げたくなることだって
あるんだと思った。
というより、
本当に好きだからこそ、
キライになりたくなくて
逃げてしまうのかもしれない。
そこに向き合うのって
怖くて、怖くて、怖い。
だけど、
結局はやることになるんだろうな。って
そんなふうに思った。
自分の意思もあれば
仲間からのサポート
先生の助言
家族の応援
周りを見渡せば
いろんなものがそろってる。
ランナーとして
みんな、人生を走っているのかもしれない。
そこには
明確なゴールはあるのだろうか?って
考えてしまった。
ちっちゃなゴールをつくりながらも
どこに向かって、わたしは走っているのだろう?
スポーツの小説だけれども
人生観についても考えたのでした。
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