ことばの世界

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本ことば105【ボールのようなことば。】糸井重里「わからない」の時間を、やらないかなぁ。

【ボールのようなことば。】糸井重里

 

学校て、生徒も先生もいっしょになってさ、

「わからない」の時間を、やらないかなぁ。

条件は、ひとつ、

「先生もほんとにわからないこと」をテーマにして、

しつこく授業を続けていく。

小学校は小学校なりに、中学校は中学校なりに、

高校は高校なりに、「わからない」の授業って、

できると思うんだよなぁ。

 

 

「わからない」を

「わからない」ままに

言えるっていいよね。

 

「わかる」ことが

すべてではない。

 

世の中のこと

すべてを「わかる」人なんて

そもそも、存在していないんだから。

 

 

「わからない」は

悪いことでもなんでもない。

 

むしろ

可能性のかたまり。

 

 

どうしてなんだろう?

ってことを

感じたままに

話していけたら

それだけでいいのにね。

 

 

先生が

全部教えてくれる

絶対的存在じゃない。

 

 

そんなことも

この「わからない」の授業なら

わかるのかもなぁ。

 

 

誰かが

教えてくれることが

すべてじゃないよって。

 

 

いいなぁ。

そんな授業、受けたいなぁ。

 

 

 

 

ボールのようなことば。 (ほぼ日文庫)

ボールのようなことば。 (ほぼ日文庫)

 

 

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