ことばの世界

本から自分を知っていく、そんな場所

本ことば073【コーヒーが冷めないうちに】川口俊和「それは重力による影響だが、人の心にも重力のようなものがある」

【コーヒーが冷めないうちに】川口俊和 水は高い場所から低い場所へと流れていく。それは重力による影響だが、人の心にも重力のようなものがある。自分が認め、心を許した相手の前では嘘がつけない。本当の自分をさらけ出してしまう。悲しい気持ちや、弱い自…

読書記録38【毎日読みたい365日の広告コピー】

【毎日読みたい365日の広告コピー】 毎日読みたい365日の広告コピー 作者: WRITES PUBLISHING 出版社/メーカー: ライツ社 発売日: 2017/12/16 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 広告コピーって たった数行に 無限のストーリーが…

本ことば072【ハゴロモ】よしもとばなな「相手をそこまで信じて尊重することなんかできないような気がした」

【ハゴロモ】よしもとばなな 私にそれができるだろうか・・・・・・、気持ちをうまく切り替えればなんとかできそうだけれど、相手をそこまで信じて尊重することなんかできないような気がした。社会の観念やこうあるべきという回復のしるしに、ついとらわれて…

読書記録37【ふがいない僕は空を見た】窪美澄

【ふがいない僕は空を見た】窪美澄 ふがいない僕は空を見た (新潮文庫) 作者: 窪美澄 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2012/09/28 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 24回 この商品を含むブログ (46件) を見る どうしようもない想いを抱いて 生きていてい…

読書記録36【キッチン風見鶏】森沢明夫

【キッチン風見鶏】森沢明夫 何が普通で 何が普通じゃないんだろう。 みんなと違う。 異端児として生きることが 苦しいのか はたまた、面白いのか。 モノの見方、 捉え方次第で いくらだって 変わっていく。 人と違う。 ことで苦しんだ分だけ 自分と違う相手…

本ことば071【きっと君は泣く】山本文緒「本当のことを言われて怒るようじゃ、まだ椿も子どもだよ」」

【きっと君は泣く】 山本文緒 「返す言葉がないようだね」 くすくす笑って、祖母は煙草をもみ消した。 「ひどーい、おばあちゃん」 「そう思うのは本当のことだからだろ。本当のことを言われて怒るようじゃ、まだ椿も子どもだよ」 図星のことを 言われたとき…

読書記録34【日日是好日】森下典子

【日日是好日】森下典子 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫) 作者: 森下典子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2008/10/28 メディア: 文庫 購入: 13人 クリック: 39回 この商品を含むブログ (36件) を見る 2018年10月13日に 映画公開…

本ことば070【四月になれば彼女は】川村元気「そのときここにわたしがいて、感じていたなにかを残すためにシャッターを切ります」

【四月になれば彼女は】川村元気 「わたしは雨の匂いとか、街の熱気とか、悲しい音楽とか、嬉しそうな声とか、誰かを好きな気持ちとか、そういうものを撮りたい」 「確かに、写らないものだ」 「はい。でも確かにそこにあるものです。カメラを持って歩いてい…

読書記録33【左目に映る星】奥田亜希子

【左目に映る星】奥田亜希子 左目に映る星 (集英社文庫) 作者: 奥田亜希子 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2018/09/20 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 「孤独」 人は、生まれながらに 誰もが「孤独」を生きている。 わかりあおうとする努力を…

読書記録32【手のひらの音符】藤岡陽子

【手のひらの音符】藤岡陽子 手のひらの音符 (新潮文庫) 作者: 藤岡陽子 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/08/27 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る なんとなーーく 本屋さんで見かける度に 表紙と題名が気になっていた。 なのに、 手…

読書記録35【すべて真夜中の恋人たち】川上未映子

【すべて真夜中の恋人たち】川上未映子 すべて真夜中の恋人たち (講談社文庫) 作者: 川上未映子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/10/15 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (16件) を見る 夜の暗さに 光の粒たちが 美しく踊っているみたいだった。 …

読書記録31【流れ星が消えないうちに】橋本紡

【流れ星が消えないうちに】橋本紡 流れ星が消えないうちに (新潮文庫) 作者: 橋本紡 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2008/06/30 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 88回 この商品を含むブログ (79件) を見る この本も 読書記録30の『デッドエンドの思い…

本ことば069【なるほどの対話】河合隼雄・吉本ばなな「好き嫌いがないかと言えば、相当にはっきりと(特に嫌いということが)あります」

【なるほどの対話】 河合隼雄・吉本ばなな 何かにつけて、「これが好き」というのがあまりないのです。と言って、好き嫌いがないかと言えば、相当にはっきりと(特に嫌いということが)あります。しかし、それはたとえば、「~の花が嫌い」というのではなく…

本ことば068【きいろいゾウ】西加奈子「私たちはいつだって、大切なときは恥ずかしがりやになった」

【きいろいゾウ】西加奈子 私はグッナイベイビーの感想を、そしてありがとうを言いたいんだけど、恥ずかしくて言えない。私たちはいつだって、大切なときは恥ずかしがりやになった。誕生日、大好きだと思うとき。今日もそう。ムコさんにありがとうを言いたい…

読書記録30【デッドエンドの思い出】よしもとばなな

【デッドエンドの思い出】よしもとばなな デッドエンドの思い出 (文春文庫) 作者: よしもとばなな 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2006/07/01 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 28回 この商品を含むブログ (203件) を見る 学生時代に読んだ記憶のある…

読書記録29【仕事。】川村元気

【仕事。】川村元気 仕事。 (文春文庫 か 75-2) 作者: 川村元気 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2018/09/04 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 対談本が大好きなことを 今さらながらに自覚した。 おもしろい!! 対談に登場する日本の巨匠たち…

読書記録28【消滅世界】村田沙耶香

【消滅世界】村田沙耶香 消滅世界 (河出文庫) 作者: 村田沙耶香 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2018/07/05 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 何が正常なのか 小説の世界に入ったら わからなくなってしまった。 右に進んだつもりが 実は左…

読書記録27【木洩れ日に泳ぐ魚】恩田陸

【木洩れ日に泳ぐ魚】恩田陸 木洩れ日に泳ぐ魚 (文春文庫) 作者: 恩田陸 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2010/11/10 メディア: 文庫 クリック: 6回 この商品を含むブログ (26件) を見る ハイスピードで進んでいくように 物語に引き込まれて一気読み。 だ…

【目次】読書記録

【読んだ本たちの記録】 2019.3.16 更新 01.【EARTH GYPSY】あーす・じぷしー 02.【「分かりやすい表現」の技術ー意図を正しく伝えるための16のルール】藤沢晃治 03.【妻に龍が尽きまして・・・】小野寺S一貴 04.【私のこと、好きだった?】林真理子 05.【…

読書記録26【大切なことはすべて日常のなかにある】やましたひでこ、おのころ心平

【大切なことはすべて日常のなかにある】やましたひでこ、おのころ心平 大切なことはすべて日常のなかにある 作者: やましたひでこ,おのころ心平 出版社/メーカー: かんき出版 発売日: 2016/12/16 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る わたしたち…

本ことば067【男ともだち】千早茜「本当にそう思うなら、別れた新しい男を探せばいいのにと口にださずに思う」

【男ともだち】 千早茜 そもそも家を空けることに限らず、彰人に何かを強制されたりしたことはほとんどない。「結婚したらそうはいかないよ」と既婚者の友人たちからよく言われる。その後には必ずといっていいほど「優しくて理解のある彼氏がいていいね」と…

本ことば066【きりこについて】西加奈子「「自分」の欲求に、従うこと」

【きりこについて】 西加奈子 言い忘れたが、ちせちゃんときりこは、友達になった。 ふたりは約束した。 「自分」の欲求に、従うこと。思うように生きること。誰かに「おかしい」といわれても、「誰か」は「自分」ではないのだから、気にしないこと。 「自分…

読書記録25【ツバキ文具店】小川糸

【ツバキ文具店】小川糸 ツバキ文具店 (幻冬舎文庫) 作者: 小川糸 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2018/08/03 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る ツバキ文具店 作者: 小川糸 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2016/04/21 メディア: 単行本 この商…

読書記録24【小泉放談】小泉今日子

【小泉放談】小泉今日子 小泉放談 (宝島社文庫) 作者: 小泉今日子 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2017/12/06 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (10件) を見る まだ30歳。 けれども、気になる50歳。 20代のころは 50歳はまだまだ遠いと思ってた。 若い…

正解がない道を、わたしの足で歩んでいく

ふとしたことを大事にしていい 大事にしたほうがいい わたしが言ったら場にそぐわないとかの想像は無意味でその場に必要だからいるだけのこと だったら感じたことを言えばいい 感じたことを言うのは怖いよ どこからが相手のことを想ってて どこからがただの…

読書記録23【塔と重力】上田岳弘

【塔と重力】上田岳弘 塔と重力 作者: 上田岳弘 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2017/07/31 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る 友達に進められて読んだ本。 自分だったら、選ぶことのなかった一冊。 読んでいる最中から どこか、置いて…

読書記録22【目もと隠して、オトナのはなし】Lily

【目もと隠して、オトナのはなし】Lily 目もと隠して、オトナのはなし 作者: Lily 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2018/07/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る サブタイトルは 【30代も半ば、シガラミと恋、ここは東京】 去年、結婚をし 今年…

青天井な可能性を生きる

空を見上げると自分の可能性は無限大だ!って、教えてもらうような気がする。 「青天井」は、まさに、その言葉だなぁ。 『わたしは、ここまでだ。』と、自分で線を引くことはいくらでもできて。 わたしはいっぱい、いっぱーーーーい線を引きまくってきた。 …

勇気をもらうってこと

やりたいことをやってみる その、やりたいことは実はさ勇気がなくてやってみたいことに成り下がっていたかもしれない 自信がなくてやりないことと離れていたかもしれない やれない理由を出すのはやりたい理由を出すよりも実は簡単で だからこそやりたいこと…

ばらばらな統一感

ぜんぶがきちーっとそろってなくてもそれでいい バラバラなのになぜか一体感がある不思議だよね みんなが同じ方向見てなくても実はまとまりがあってひとつのものに進んでいることがあるということ 個性をいかす才能をいかす わたしにしかできないことあなた…