ことばの世界

本から自分を知っていく、そんな場所

本ことば047【僕はがんを治した】福島正伸「病気は愛の塊」

【僕はがんを治した】 福島正伸

 

「病気は愛の塊。いろいろ教えてくれる。好きなことを追及しなさい。それは楽しいこと、愛に溢れたこと、そして笑顔がいっぱいになること。

すべてに気づき、すべてを味方にして、すべてを生かす。そのためにいろいろな工夫をして生きていくんです。」

 

 

 

カラダって、本当に持ち主のことを

愛してやまない存在。

 

 

自然治癒力学校に出逢って、

おのころ心平さんに出逢った。

 

おのころ心平さんの

「病気は才能」という本にとても惹かれた。

(今も好き)

 

 

病気をずっとネガティブにとらえてたのに

見方がいっぺん変わってしまった。

 

 

病気って、

自分の才能を教えてくれるサインなんだ!って。

 

 

今回の「僕はがんを治した」にも

途中でおのころ先生は登場してくるんだけどね。

 

 

 

カラダって、

潜在意識で思っていることを

表現してくれる媒体なんですね。

 

 

潜在意識が考えていることと

顕在意識で考えていることって

同じとは限らない。

 

 

頭では、

「学校に行かなくちゃ」

って思ってるのに、

 

心では

「学校なんか行きたくない」

って思ってると

 

カラダは心の声を代弁して

・お腹を痛くしてくれたり

・熱を出してくれたり

持ち主のためにつくしてくれる。

 

 

まさに、愛のカタチだよね。

 

 

この症状が

ちっちゃな時に気付けば

大きな病気にはならないけど。

 

 

ちょっと、だるいな。

と思いながら無理をして、

 

咳が出るな。

と思いながらも薬でごまかして。

 

とか、なんとかやって

ずーっとカラダからのサインを無視したら

サインはどんどん大きくなって出てくるんだよね。

 

 

病気として。

 

 

それは、カラダからの愛の表現。

 

 

『ねぇ、気が付いてよ』と

言葉にならない声で訴えてくれてる病気。

 

 

 

わたし自身も

カラダからのサインに耳を傾けるよう

日々気にして過ごしてます。

 

 

鈍感に過ごしてた時は、

肩こりすらもわからなくて

凝りに凝ってる自分のカラダにも無頓着だった。

 

 

無視しつづけられたら、

わかるまで、ありとあらゆる手段で訴えかけてくれるのが

カラダからの愛なんですよね。

 

 

 

37の病院・医師をまわり 僕はがんを治した

37の病院・医師をまわり 僕はがんを治した

 

 

 

今までの本ことばのまとめはこちら

 

kotoba-no-sekai.hatenablog.com

 

 

わくわくだけでは、進めない

「わくわくすることをしよう」

 

よく耳にするし

実際、「わくわく」は

大事な要素でもあると思うのに。

 

「わくわく」することを

しようとすると

気持ちがついていかなくて

ツラくなっていく。

 

 

無理矢理

気持ちを持ち上げて

わくわくさせようとしちゃう

 

それって

本当の「わくわく」なの?

 

心から

湧いてくる「わくわく」

 

「わくわく」は

つくるものじゃなくて

自然と湧いてくるもの

 

 

今、

やることをやって

自然に過ごす

 

そして

湧いてくるものに

従っていく

 

 

そんなふうに

進んでいきたいな

ことばに表現できること

ことばを

どうやってとらえるか。

 

同じことばでも

全然ちがう

受けとり方をする

わたしたち。

 

 

違う感覚を

同じことばで

どうやって

表現すればいいのやら。

 

 

 

絵や音楽のほうが

伝わることが

あるのかもしれない。

 

 

それでも、

ことばの可能性にふれたくて

今日もフィットする言葉を

探す旅に出るのです。

本ことば046【アナザー・ワールド 王国 その4】よしもとばなな「だれもだれかを裏切ったり背いたりしないよ。」

【アナザー・ワールド 王国 その4】よしもとばなな

 

「だからね、先に進みなさい。もう別れた恋人のことは忘れろ。嘘をついて生きてると、心も体もおかしくなってくるよ。そんな時間はないだろう。楓のことを思い出したよ。あんなふうにたいへんに生きてやっと生ききったと言えるとしたら、悲しいことに時間を使いすぎているひまはないよ。

 だれもだれかを裏切ったり背いたりしないよ。だれも悪くはない。時間が流れてるだけだ。そして自然にその人の思う方向に変わっていくだけだよ。あのいけすかない生意気な女の子は、大人になって、もともとの素質通りに君と違うタイプの人生を選んだ、ただそれだけだよ。」

 

自分に嘘はつけない。

 

自分だけは

決してごまかすことはできない。

 

 

ごまかすことはできないの。

 

 

 

だとしたら、

自分の本当の声を

聴くしかないんだ。

 

 

 

 

誰かと自分は違う存在。

 

 

 

わたしのことは

わたしが決めることができるけど

 

人のことを

わたしが決めることはできない。

 

 

 

 

重なり合おうとも

離れようとも

それは、

どちらになっても

受け止めていくもの。

 

 

 

 

自分の声に耳を澄まして

どうしたいのか聴く。

 

 

そして、

最大限の努力をする。

 

 

 

だけど、

相手のことを気を遣い

自分を偽ることだけは

してはいけないんだ。

 

 

 

どんな結果になろうとも

受け入れる覚悟と

 

自分に正直になって

行動していくこと。

 

 

 

これは

セットなのかもしれないな。

 

 

 

重なりあう人とは

重なりあっていくもの。

 

 

 

離れたとしても

それも、自然の流れなんだ。

 

 

 

離れていくことが

裏切りでもなんでもないのだから。

 

 

 

 

わたしは

わたしに嘘をつかずに

正直に生きていくんだ。

 

 

 

アナザー・ワールド―王国〈その4〉 (新潮文庫)

アナザー・ワールド―王国〈その4〉 (新潮文庫)

 

 

 

 

本ことば045【いのちのエール 初女おかあさんから娘たちへ】田口ランディ「お互いがお互いのおいしさを引き出しあうの。」

【いのちのエール 初女おかあさんから娘たちへ】田口ランディ

 

 

ぬか床というのは、いろんな野菜を漬けると、

どんどんおいしくなるのね。

 

きゅうりはきゅうりのまま、

なすはなすのまま、

にんじんはにんじんのまま、

それぞれの野菜が、それぞれの野菜のまま、

ぬか床のなかで醸されて、

お互いがお互いのおいしさを引き出しあうの。

 

ぬか床の菌も野菜も、みんなお互いに助け合っているのだけれど、

だからって、なにもしていないの。

 

なにもせずに、ただ、ぬか床のままで、あるがままにいるだけで、

おいしくなって、それぞれに、それぞれを助けているの。

 

 

 

 

野菜のお話だけど

人も一緒だよなぁ~。

 

そのままの自分でいるだけで

勝手に化学反応が起こって

おいしくなっていく。

 

そのままでいるだけ。

変に、何かをしようとしない。

 

あるがままだからこそ

お互いに補いあって

おいしくなっていく。

 

 

もし、にんじんがきゅうりになろうとするならば

そんなの無理だし、

味も触感も色も

にんじんでもきゅうりでもないものに

なってしまうかもしれない。

 

 

もし、にんじんが菌のチカラをかりずに

自分のチカラだけで発酵しようとするならば

きっと発酵不十分になるだろう。

 

 

というより、

発酵できないのかな?

 

 

 

 

関係ないように思う

人と人の関係でも、

 

すでに

その人を知っているというだけで

ひとつの関係は生まれてる。

 

 

それが、

家族だったり

同じ職場の人だったりしたら

関係性はそれだけ強くなる。

 

 

 

何もしていないようで

すでに、周りにいるだけで

自分にも影響がある。

 

 

 

わたしもぬか漬けのように

おいしさを引き出しあえるような

人との関係性を築いていきたいなぁ。

 

 

 

 

 

 

本ことば044【i(アイ)】 西加奈子「それってあんたの苦しみなんだから。それに嘘をつく必要なんてない。」

【i(アイ)】 西加奈子

 

「それってあんたの苦しみなんだから。それに嘘をつく必要なんてない。あんたは馬鹿じゃないから、そのことを私以外には言えないだろうって思う。そうだね、馬鹿じゃないどころか、賢すぎるんだよ。」

「そんなことない。」

「正直になろう、アイ。あんたは賢すぎる。言い方を変えるね。考えすぎる。」

「・・・・・・そう、だね。それはそう。」

「そしてもちろん、それがアイなんだから、考えすぎるのがあんたなんだから、それも変えなくていいと思う。」

 

 

 

正直になろう。

 

何に対して?

 

自分に対してだよね。

 

 

自分に正直になろう。

 

ごちゃごちゃ

余計な理由をつけなくて

シンプルでいよう。

 

 

 

シンプルでいたら

変わらない自分の核が

見えてくるよ。

 

余計なものが

なにも身にまとわれてないんだもん。

 

 

 

わたしの苦しみは

わたしの苦しみ。

 

 

そこに

理由をつけて

これで苦しい。と

理屈をつけなくていい。

 

頭で考えすぎないでいい。

 

 

 

苦しい。

 

そう感じた。

 

 

それだけの話。

 

 

自分の感じるままに。

 

 

ね。

 

 

 

i(アイ)

i(アイ)

 

 

 

 

未来の風景

わたしの歩む先に

それはある

 

 

今はまだ、

その場に立ってなくて

知らないはずなのに

すでに

その場所を知っている

 

 

あの場に立って

感動しているわたし

 

 

すでに

存在して

こっちにくればいいよ

教えてくれてる未来がある

 

 

その未来の場をイメージすると

すっと涙が流れてくる

静かなる熱い想いが

こみあげてくる

 

 

そう

やっぱりわたしは

知っていたんだ

その場所を

 

 

 

目的地は決まっている

 

だからこそ

すでに未来に予定されている

わたしが見たい風景を

確認するために

体験するために

感動するために

 

わたしは、

未来へと歩いていく