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本ことば043【異性】角田光代 穂村弘「女性がよく云う「或る日、何かのきっかけで生理的に受け付けなくなる」みたいなことも、男性の口からはきいたことがない気がする。」

【異性】角田光代 穂村弘

 

私感では、男の人というのは一回好きになった人を、よほどのことがなければ嫌わない。憎むなんて、めったにしない。もはや幻想の域に達していると周囲は思っていても、かつて好きだった人・交際した女性を、神聖化している。そのことを、この「しあわせになってほしい」は、関係しているのだろうと思う。 「黒い心」角田光代

 

そういえば、女性がよく云う「或る日、何かのきっかけで生理的に受け付けなくなる」みたいなことも、男性の口からはきいたことがない気がする。

これに関して思ったのは、男性は過去の出来事や昔の思い出を自分の資産のように感じやすい、ということだ。

 

 

 

あーー!!

これまた、めっちゃわかる(女視点で)!!!

 

急に、「無理だわ!!」ってなること

ありましたわ、過去をさかのぼること

数年前に。

 

好きだったはずなのに、

何故か受け付けなくなりました。

 

 

 

 

何で?って聞かれても

理由がわからない。

 

本当、生理的に受け付けない。

になっているから不思議で。

 

 

だって、

好きだったはずの人で

何度も肌を重ねていたのに、

好きじゃなくなる瞬間。

 

 

むしろ、

触れ合うことがイヤになって

キスはおろか

手を繋ぐことにすら

拒絶反応を起こしてしまう。

 

 

肌が触れたときに

「この人好き」って感じて

そのまま好きになるのが

わたしのパターンで。

 

だから、

嫌いになるのも

肌に触れたときに

「この人無理」になる。

 

 

エネルギーなのか、何なのか。

 

 

ふと、合わなくなる瞬間が

やってきてしまったのです。

 

 

そして、

「無理」となったら

今までのこととか関係なく

切りたくなる。

 

この潔さは

女性の方が強いのかもしれない。

そんな気がします。

 

 

 

不思議なのは

触れられるのもイヤになったのに、

その彼と結局は付き合い続けて

今に至っているということ。

 

 

あの、

触れられたくない!

は、なんだったのでしょうか。

 

妊娠したり、

出産の後は

ホルモンバランスもあって

そんなこともあると聞きますが。

 

あの時は、

まったくもって、

何もなかったので

謎の謎のまま、

そっと隠されていた思い出です。

 

 

そして、

あまりの拒否っぷりだったのに

その後も付き合ってくれている

彼に、本当に感謝していることを

あえて、ここで、書かせて頂き、

この話を終わりといたします。

 

異性

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