2017-01-01から1年間の記事一覧
耽美(たんび) こんな言葉を使う人が それこそ、大和なでしこのようで 美しいのではないだろうか? 耽美の「耽」は 初めてお目にかかりました。 「耽」はどんな子かといいますと、 〖耽〗 タン・ふける 度をすごしてたのしむ。夢中になる。ふける。 なるほ…
【サーカスの夜に】小川糸 自分のことで 変えられるところと 変えられないところがある。 主人公の少年は 13歳だけど 見た目は10歳のままで それ以上、身長が伸びることはない。 ずっと 小さいままで 成長していく。 その小さいところを 自分だと受け入…
【地球に生きる私たちにできること】 ムラキテルミ 木村秋則 読んだり、読みたかった本を、人様に見られるのって、裸を見られるより恥ずかしいかも・・・・・・と、聖書と広辞苑を残し、処分しました。 本の好みって、 その人を表してくれるよね。 人の本棚…
【きいろいゾウ】 西加奈子 「彼は言いました。あなたの夫は、言いました。私は妻を愛している、と。そんな美しい言葉が、当たり前で、ありふれていて、そしてかけねのない言葉がこの世にあることを僕は忘れていたような気がします。それは水道の水のように…
【チエちゃんと私】 よしもとばなな こういうふうになるのがいやだったから、誰かを必要として、その人なしでは生きられなくなるのがこわかったから、私はずっとひとりでいたんだなと思った。何かを決めるというのは大人のすることで、私はまだ大人になって…
理解したいな あなたのこと 理解したいな わたしのこと こころは どうしても 目には見えなくて 手で触れることも できなくて だけど こころを 理解したいんだ 理屈じゃなくて 理解したい まるごとのみ込んで 全部を分解していきたい 理由を知りたいんじゃな…
【四月になれば彼女は】 川村元気 「でも、好きになれるものの総量があらかじめ決まっている人は、無限に好きなものが増えていく人より幸せかもしれない」 なに? その意味深な一言。 無性に気になる、 でも、意味がわからない、 よくわからない わかれない…
【詩ってなんだろう】谷川俊太郎 詩とは何か? 谷川俊太郎さんが 詩というものを 詩で教えてくれてる本。 詩ってなんだろう (ちくま文庫) 作者: 谷川俊太郎 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2007/05/01 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 7回 この商品…
今日、職場で急に出てきた言葉。 「アバンチュール」 「アバンチュールなひとときを 過ごしましょうよ。」 じゃあないけれど、 そんな冗談を話してました。 あ、職場は 老人保健施設です。 リハビリ室で、リハビリをしています。 作業療法士さんが、 利用者…
【男ともだち】千早茜 「ええんちゃう。お前がそう感じるんなら、誰に否定されたってそれが真実や」 「ありがとう」 その言葉が自然にこぼれた。私はきっと好き勝手にしか生きれないだろう。強欲で傲慢で一人よがりで。そういう人間だ。それでも、その言葉が…
【食堂かたつむり】 小川糸 あの頃は、別れと出会いが一気に津波のようにおとずれて、体力的にも精神的にも一日を生き抜くだけで精一杯だったけれど、振り返れば、奇跡のようにかけがえのない毎日だった。 渦中は気づかない。 激しい渦にのみ込まれて 息をす…
【サーカスナイト】よしもとばなな 人と人とがつくる場所。 場が場であることですでにある場所。 人が場をつくるのか、場が人をつくるのか。 なぜだろう、この本を読んでそんなことを思いました。 場について書いてある物語じゃないのだけどね。 わたしが、…
知らないを知っていくって うれしくなる。 知らないことは 恥ずかしいことじゃなくて うれしいこと。 今日、覚えた言葉は【鷹揚】 まず、読めなかった。 「おうよう」と聞いたら 「応用」しかバリエーションがなかった わたしの頭ん中。 鷹揚。 なんだか、気…
【ツナグ】辻村深月 酷い言葉はいくらでも浮かんだけど、いちばん言いたくて吞み込んだ言葉、喉まで出かかってかろうじて抑えた言葉は一つだった。 ――御園。私に敵うと思ってるの? あ、また胸が痛くなる。 自分が一番だと思うことは 悪いことじゃない。 そ…
ぼくねんじん。 よしもとばななさんの 「サーカスナイト」を読んでいたら 出会った新しい言葉。 知らない言葉も 前後の文を読んでいると 今はだいたいわかったりするもの。 言葉の雰囲気、顔いろで どんな言葉の人柄かを 読み取っていく。 それでも、 その中…
【Presents】角田光代 わたしが生きてきたなかで 心にのこっているプレゼントは なんだっただろう?と 思い出を旅して考えた。 Presents (双葉文庫) 作者: 角田光代,松尾たいこ 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2008/11/13 メディア: 文庫 購入: 2人 クリッ…
【ふたつめのボールのようなことば】 糸井重里 こころなんてものがあるから、めんどくさい。 みんなが、それで苦しんでじたばたしているのだが、 どこかにすかっとしたくても、割り切っちゃだめだ。 こころの面倒を、引き受けないと、いけないんだ。 人間で…
【ことばのかたち】おーなり由子 わたしが考えてたことを それこそね 「ことば」というかたちにして 教えてくれた本です。 ことばのかたち 作者: おーなり由子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2013/07/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を…
【私のこと、好きだった?】林真理子 読んだ本のこと、 読んだからには やっぱり表出したくなるみたい。 読書記録、再開です。 私のこと、好きだった? (光文社文庫) 作者: 林真理子 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2012/12/06 メディア: 文庫 この商品を含…
ちりちりちり ぢりぢりぢり ちりがみ ちりとり ちりぬるを ちりちりちり ぎりぎりぎり チリから ギリシャへ ちりぬるを ちりちりちり きりきりきり 散ります 霧中(きりなか) ちりぬるを
【妻に龍が尽きまして・・・】小野寺S一貴 妻に龍が付きまして・・・ 作者: 小野寺S一貴 出版社/メーカー: 東邦出版 発売日: 2017/03/23 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 龍系の本は 何冊か読みました。 それまで 龍は無縁で …
【「分かりやすい表現」の技術ー意図を正しく伝えるための16のルール】藤沢晃治 『わかりやすさ』って 一体なんだろう?と 思ってたら この本が目について買い ながしの一気読み。 「分かりやすい表現」の技術―意図を正しく伝えるための16のルール (ブルー…
トマトは となりのトマトに ときめいて ほっぺを赤く そめた。 となりのあの子に 気づいてほしくて おいしくなる魔法を じぶんにかけた。 トマト、トマト おいしくなあれ トマトは どんどん熟して 赤くなる 時がきて トマトは となりのあの子と 収獲された …
【キュア】田口ランディ 星野の周波数に合わせる。そのために自分を透明にしなければならない。狙いを定めて電圧を上げた。そうだ、この感じだ。あの震えがやってくる。ブレる。次第に星野の震えと同調していく。僕は消える。どこにもいなくなる。 自分を透…
小学生の頃の 好きだった科目は 音楽。 得意だった科目は 算数。 算数は、 問題を読めば そのまま答えが出るから 新しく覚えることって ほとんどなかった。 九九は、 丸暗記したよ。 父親に 「算数は、国語ができればできるんだよ」 と、言われたような。 確…
【うつくしい人】西加奈子 「まきさんも、とても美しい人なのです」 泣かないぞ、と決めて、私は手を振った。ぶう、とバスが通る音がした。 私は誰かの美しい人だ。私が誰かを、美しいと思っている限り。 世界のすべてが 美しく見えるときがある。 残念なが…
【ラリルレ論】野田洋次郎 不確かなものにつける理由なんて大体いくらでも出てくる。 心配性だから、とか。まじめだから、とか。 基本『今』をいつもどこかで『過去』として認識してるからか、とも思った。 あと、なにより記憶で人は生きてると思ってる。 も…
ははは。 ひひひ。 ふふふ。 へへへ。 ほほほ。 は行のみんなは それぞれの笑い方をする。 おいら【へ】は 一番のへそ曲がりの への字の口で 「へへへ」と笑う。 【は】は言ってたな。 「あたいは、歯が見えるくらいに ははは。と口を大きくあけて 笑うんだ…
【もしも私が、そこにいるならば】片山恭一 「母のせいですね」 しばらく間を置いて内藤は口を開いた。 「当時はそう考えたが、結局は自分の人生だ。誰かのせいにできることなんてありはしない。うまくいかないのは自分のせい。わたしという人間が弱すぎたん…
【EARTH GYPSY】あーす・じぷしー わたしは、 わたしの人生という物語の主人公を 生きているって、 どんなことかを教えてくれる本。 EARTH GYPSY(あーす・じぷしー)-はじまりの物語- 作者: あーす・じぷしー naho maho 出版社/メーカー: TOブックス 発売日: …