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本ことば104【蘇える変態】星野源「自分の中の「真っ直ぐの考え」が周りの「真っすぐの考え」とズレているだけなのだ」

【蘇える変態】 星野源

 

犯罪以外で道を踏み外したと感じるおおかたのことは、踏み外したのではなく、自分が「真っすぐだと感じる道」と社会や環境が指し示す「真っすぐな道」がただ違うというだけだ。世間が「あんた曲がった考え方をしてるね」と言う時は大抵、思考が曲がっているのではなく自分の中の「真っ直ぐの考え」が周りの「真っすぐの考え」とズレているだけなのだ。

 

 

 

真っすぐなんて、人によって違うのが当然。

 

自分が真っすぐだと思う道を

わき目もふらずに進んでる人を

「個性的」だの

「世間からはずれてる」だの

「常識がない」だのと

世の中の真っ直ぐを歩んでる人は言うのだろう。

 

 

あなたの感じる真っすぐは

誰かから見たら曲がってて

 

誰かが感じる真っすぐは

あなたから見たら曲がってる。

 

それだけのこと。

 

 

ズレているだけのこと。

 

 

わたしは、

昔は「ズレているね」と言われるのが

イヤだった。

 

人と同じじゃないと安心できなかった。

 

だから、

世の中の真っ直ぐを進んでいることで

自分は真っ当な人間と思っていた。

 

 

でも、いつの間にか

「個性的だね」や

「変わってるね」の言葉が

嬉しくなった。

 

「普通だね」と言われるよりも。

 

誰よりも普通でいようとしていたのに。

 

 

自分を生きていくには

自分の真っ直ぐな道を歩まないといけない。

 

 

その道は自分にしかわからない。

 

だから、

誰にとやかくいわれようと

わたしが真っすぐだと思うならば

それでいいんだと思うんだ。

 

 

その「ズレ」が個性を生み出してくれるんだから。

 

 

蘇える変態

蘇える変態

 

 

 

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