ことばの世界

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読書記録43【夫のちんぽが入らない】こだま

【夫のちんぽが入らない】こだま

 

夫のちんぽが入らない (講談社文庫)

夫のちんぽが入らない (講談社文庫)

 

 

いや、まぁ

興味をそそる

刺激的なタイトルだこと。

 

題名買いしました。

 

帯には

”普通”という呪いに苦しんだ

ひとりの女性の静かな叫びが

多くの心を貫いた

 

とあった。

 

私も

心を貫かれた女性の一人

なのだろう。

 

 

幸い、

私は旦那さんのちんぽが入るから

この女性と同じ悩みを

抱えているわけではない。

 

 

他の男性のちんぽは入るのに

旦那さんのちんぽだけが入らない。

というのも、

そんなことあるのか。と

驚きだが、実際あるのだ。

 

 

セックスで繋がり合うことも

子どもをつくることも

旦那さんとは出来ない。

旦那さんとだけ出来ない。

 

 

周囲に

子どもを作らない理由を聞かれたとしても

『だんなのちんぽが入らないから』と

堂々いえるわけじゃないのです。

 

 

 

 

だったら

他の男と結婚。

も、ありなのじゃないか。

 

私だったら思ってしまう。

 

 

セックスが全て。

ではないにしても、

だとしたら別の誰か。

と、次に行きたくなる。

 

 

別の見方をすれば

セックスがなくても

一生、一緒にいたい相手なのだ。

その愛は、羨ましくもある。

 

 

 

タイトルで

小説を買うのが恥ずかしい。

と、思うのならば

Amazonで注文すればいいし。

 

電車で読んでて

本の表紙をみられるのが恥ずかしい。

と、思うのならば

家で読むなり

ブックカバーをつければいい。

 

 

なんか恥ずかしさを覚えた人こそ

読んでみることをお勧めしたいな。

 

 

わたしは

外で堂々とは読めなく

家で堂々と読んでいた。

 

本を買って帰ったその日に

「題名がおもしろいの!」

と、旦那に若干興奮しながら話した。

 

物語は数十ページしか

読んでいなかったから

だいたいの概要も加えて。

 

 

私たち夫婦は

私たちなりの形を

これから築いていくのだろう。

 

そこには

世間のいう「普通」はあるにしても

普通のガイドラインに乗っていく必要はなく

オリジナルをつくっていく

愉しみもあれば

苦しみもあるのだと

教えてもらったのです。

 

 

 

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