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読書記録40【幕が上がる】平田オリザ

 【幕が上がる】平田オリザ

幕が上がる (講談社文庫)

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たまたま、

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「幕が上がる」を観た。

 

自分の高校時代の青春とダブったのか

何度かティッシュで涙をぬぐっていた。

 

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私は、演劇部ではなく

吹奏楽部だったから

違うところも結構あるけれど。

 

コンクールが一発勝負で

審査員の好みで点数が変わるところとか、

全員でひとつのものを創り上げるとか。

重なる部分がたくさんあった。

 

 

 

主人公のさおりに

一番、共感していた。

 

 

さおりは

最後の舞台に役者としては出ない。

演出家のポジションでいる。

 

 

観客からみて

目立つところにはいないけれど

部員からしたら、

頼りになる、重要なポジション。

 

 

自分の役をやりきるのは

何も舞台上だけではない。

 

人生がすべて舞台だから

自分の役目をやることは

自分を生きているということと

イコールになるはずだ。

 

 

 

違う人どうし

わかり合うことはできない。

 

だけど、

わかりあいたい。

 

 

小説の中に

演劇は、全員がわかりあえなくてもいい。

全部をわかりあうなんて、無理だから。

みたいな、内容があったような、なかったような。

(後で、読み返してみよう)

 

 

キレイにまとまらなくていい。

わからないもの同士だからこそ

出来上がっていく作品になる。

 

 

そうそう。

平田オリザさん。

聞いたことある名前!と思ってたら

過去に、読んでたんですわ。

 

 この本↓

 

しかも、

3回くらい読み返してる。

 

こちらも、おすすめ。

 

演劇は

自分の日常からは

遠くかけ離れているものと

思っていたけれど、

実は、

身近なものなの。

 

生活の中で

演技しているもの。

わたしたちってね。

 

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