ことばの世界

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読書記録25【ツバキ文具店】小川糸

【ツバキ文具店】小川糸

 

ツバキ文具店 (幻冬舎文庫)

ツバキ文具店 (幻冬舎文庫)

 

 

ツバキ文具店

ツバキ文具店

 

 

小川糸さんの作品、好き。

 

ちょっと変わった

チャーミングな登場人物を

好きになる。

 

私の周りにも

彼ら、彼女たちは

実はいるんじゃないのかな。

と、思わせてくれる。

 

 

バーバラ婦人みたいな

お隣さんがいたら

ちょっと賑やかだけど

おもしろそう。

 

近い距離だけど

近すぎないところで

互いの生活を大切にしながら

たまに交わって楽しむ。

 

 

各々の大事にするものを

尊重しながら

付き合っていけるのは

理想的だ。

 

 

ということは、

自分の大事なものの価値観を

自分がわかっていないと

相手のことも、自分のことも

尊重できないよね。

 

 

 

鳩子が先代から受け継いだ

「代筆屋」も

お客さんの価値観や

生き方を大切にしてると思う。

 

 

ただ、

文字を書くだけじゃない仕事。

 

 

文字と文字の間にある想い、

文字の形にその人が存在し、

何に書くか、何で書くか。の

素材にも意味を込めていく。

 

 

たかが、手紙。

されど、手紙。

 

 

手紙、好きなんだよね。

小学校のころ、文通もしていた思い出あり。

 

 

誰かに、

手紙だしたいなぁ。

メールやLINEでやりとりできちゃう

今の時代だからこそ、

逆行した手書きの文字での手紙を

書きたくなるものです。