ことばの世界

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本ことば052【サーカスナイト】よしもとばなな「わずらわしくても、つながっていてちょうだい。」

【サーカスナイト】よしもとばなな

 

つながりのない生き方はよくないよ、せめて私たちとはつながっていて、と義母はいつも私に言う。

自由なのはいい、うんといいことだ、でもだれともつながっていない、いつ切れるかわからないようなつきあいばかりの人生はほんとうの自由というものではない。

ご両親が亡くなってひとりで生きてきたあなたには、ちょっとそういうところがある。ひとりで闇の中に消えていってしまうそうな、心もとなさがある。それはもしかしたら魅力につながっているのかもしれない。でも、そんな魅力ならもう捨ててしまいなさい、わずらわしくても、つながっていてちょうだい。

 

 

 

「つながり」

わたしにとって

最大重要なキーワード。

 

誰かがいないと

つながりを知ることはない。

 

 

孤独=自由

ではない。

 

 

つながりがありつつの

自由って

一体なんだろう。

 

 

自由は

自分での

気ままにうごけることだと

思ってた。

 

だけど、

それだけじゃなさそうだ。

 

 

 

つながりのある

人の中にいて

自分で決められること。

自分の意思をもっていられること。

 

 

 

つながり

自由

両方をもっていること。

 

 

 

つながりって

煩わしいことのように

思えるけど、

つながっているから

その先の人に

可能性を教えてもらって

自由を知るもできるんだ。

 

 

 

サーカスナイト (幻冬舎文庫)

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