言葉の世界

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【ハーモニーの幸せ】田口ランディ「発見って、いま、この瞬間の喜びだ。」

【ハーモニーの幸せ】田口ランディ

 

 

しょせん私が考えることなんて、かつて誰かがちゃんと考えたことばかりだ。

私には新しいことを見つけ出すような能力はない。

だけど、私にとっては発見なのだ。

あらゆることは世界にある。それを自分なりに発見することが、もしかしたら伝承ってことなのかなって思う。

それぞれの人が歴史のなかから、自分なりに小さな発見をし続けていくことで、歴史って伝承されていくのかもしれない。お前の考えたことなんて新しくない、とか、発見する前に強制的に教えこまれてしまうと、人は発見をやめてしまう。だけど、たった一人が発見したことをみんなが共有するのは難しい。

みんなが少しずつ発見していく。それが歴史を作る。

私の発見も、歴史を作っている。きっと。

発見って、いま、この瞬間の喜びだ。

自分が発見したことしか、私は伝承できない。

発見することをみんながやめたら、きっと歴史のなかの過去の知恵は消えちゃうんだろう。

 

 

 

 

 

人間が作るものは

何ひとつ新しいものはなくて

全部、自然を真似したものだって

聞いたことがある。

 

 

あるいは、

体の働き・仕組みを

外に表現しただけだとも。

 

 

 

先に

自然でも

体でも

やっていたことを

後から人が真似してやっただけ。

 

 

 

だから、

新しいものなんて何にもない。

 

 

 

それでも、

世界は新しいものがいっぱいだ。

 

 

 

自分が知らないことが

知るに変わる瞬間、

それは新しいことを知ったと

人は思うのだろうか?

 

 

 

すでに、あることだって

自分の中での発見があったのならば

それは、

新しい発見になってゆく。

 

 

それでいいんだと思うし

それがしぜんの形なんだとも思う。

 

 

 

全てを知っているのであれば

何も新しいものなんてなかったら

生きるのもおもしろくない。

 

 

 

同じことを発見したとしても

人によってアレンジが違うから

バリエーションが増えていく。

 

 

 

「あ、それってさ

元は〇〇でしょ?」

 

とかいって

全ての元をたどったら

つまんない。

 

 

 

元は同じだろうと

その人を介することで

化学変化が起きるんだもん。

 

 

 

同じようで

違うものに

魅力を感じるし、

 

 

自分にとっての

新しい発見は

冒険好きのわたしにとっては

お宝そのものだから。

 

 

 

ハーモニーの幸せ (角川文庫)