ことばの世界

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本ことば062【四月になれば彼女は】川村元気「年を重ねるにつれ、相手が隠している部分に惹かれるようになってきた。」

【四月になれば彼女は】川村元気

 

「・・・・・・彼女とは、好きなものを共有できていたと思うんです。楽しいこと、嬉しいこと、美しいと思うもの」

「同じものが好きだというだけで、運命を感じたり幸せだと思ったりしてたときが私にもあったな」

「でも自分でも気づかないうちにそれが反転してきたんです」

「反転?」

「はい。写真のネガフィルムみたいなものかもしれません。年を重ねるにつれ、相手が隠している部分に惹かれるようになってきた。そして隠している部分というのは、だいたいその人の弱い部分なんですよね」

 



好きなところが

一緒っていいよね。

 

そんな流れで

文章を書いていたのだけど、

やり直し!

 

 

それより

強く響いてくるのは

相手が隠している部分に

惹かれるようになってくる。

ということ。

 

 

隠してるつもりでも

隠しきれてないんだよ。

 

 

表からみたら

見えないかもしれないけど、

 

あなたの見えない

後ろからみたら

隠してる弱さも

お見通しだったりするんだよ。

 

 

 

その弱さが

魅力的になってしまうんだけどね。

 

 

 

隠してるところ。

隠そうとしているところ。

 

 

一緒に過ごす日々、

一生、隠されている

たくさんの要素を

見つけていくんだと思う。

 

 

違う一面を

知っていく歓び。

 

 

 

弱さも強さも

愛おしく思えるような

さらけ出していける、

そんな関係をずっと続けていきたいな。

 

 

四月になれば彼女は

四月になれば彼女は

 

 

今までの本ことばのまとめはこちら

 

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