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本ことば092【活版印刷三日月堂 星たちの栞】ほしおさなえ「ひとつに決めてしまうのが怖かったのかもしれない。」

活版印刷日月堂 星たちの栞】ほしおさなえ

 

でもほんとは、ひとつに決めてしまうのが怖かったのかもしれない。ひとつに決めるということは、他の名前を捨てる、ということだ。ほかの可能性を捨て、ひとつの運命を選び取る。それが怖かった。

 

 

あれも、これも、それもと

気が人よりも多いわたしは

ひとつに決めることが苦手だ。

 

 

この1つだけを

ずっと続けなさいと言われたら

苦痛でしかない。

 

 

同時並行で

おいしいとこ取りをするやり方が好き。

 

 

でも、思った。

 

 

その瞬間に

何をするかは

ひとつにしか絞ることができない。

 

 

わたしのカラダはひとつだから。

 

 

 

次に何かをするには

今やってることを終わらせて

次に進む。

 

 

だから、

ひとつに決めているんだ。

 

 

もちろん、

ひとつに決めたら

ずっと変更不可能のものがある。

 

 

それが、名前。

 

名前すら

変える事もできるんだっけ、確か?

(不確定で言っております)

 

 

 

でも、

結婚だって離婚もあるし、

一度ついた職業を一生続ける制約もないし

 

 

決めた後に

また決めなおすのは

自由なんです。

 

 

 

迷って、

どっちにしよう

どうしようと

右往左往して決められないのは

わたしとしては

もったいないと思いますけど。

 

 

 

 

決めて、やめて、また決める。

 

トライ&エラーの繰り返し。

 

 

やるときは、ひとつ。

 

 

でも、

他のこともやっていい。

 

 

要は

一度決めて動く!

それだけなんだと思ったのであります。

 

 

 

今までの本ことばのまとめはこちら

 

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