本ことば090【ふたつめのボールのようなことば】糸井重里「同じようなことを思ったとしても、」
【ふたつめのボールのようなことば】糸井重里
同じようなことを思ったとしても、
その同じようなことを、
もういちど、あらためて書いたほうがいい。
この【ことば】に触れたから
また、書いてみている
5年前の日記を読み返しても
今と同じようなことを
書いていて
成長していないようにも
思えるんだけども。
同じ立ち位置だとしても
深さが少しぐらいは
出てきてるんじゃないか。
と(思いたくなる)。
一日の伸びる髪の長さには
気づかないように、
その日に食べたものが
すぐに血や肉にはならないように、
現実世界には
時間差があって、
変化も
すこしずつ起こっている。
同じように思えることは
同じ【ように】思えてるだけで
同じではない。
だから
【ことば】にして書いてみるんだ。
同じ【ように】思ってたもののなかに
【違うように】感じるものが
潜んでいるから。
それを発見できるかどうか。
発見しようとするかどうか。
後ね
同じ【ように】感じることは
じぶんの中で
きっと大事なことなんだよ。
だから
何度も
何度でも
同じ【ように】
じぶんの心の網に
ひっかかるんだ。
何度でも読み返したい本のように、
何度でも繰り返したい【ことば】が
在るっていうこと。
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