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読書記録48【看る力 アガワ流介護入門】阿川佐和子・大塚宣夫

 【看る力 アガワ流介護入門】阿川佐和子・大塚宣夫

看る力 アガワ流介護入門 (文春新書)

看る力 アガワ流介護入門 (文春新書)

 

 

介護って

どんなイメージを持ちますか?

 

 

私は、仕事柄

介護現場にいるので

いろんな家族の介護場面に

触れることがある。

ほんの、ほんの一面ね。

 

 

たまに

自分事として想像する。

 

『わたしだったら、どうする?』

 

 

親はまだ50代半ば。

まだ介護が必要になる年齢ではない。

 

祖父は97歳。

独り暮らしを現在進行中。

 

 

施設は?

と、話題に上がる事もあるけれど

本人が拒否。

 

 

なんとか、

ひとりで暮らせているのならば

その生活を続けられることが

本人にとっては幸せなのだ。

 

 

起きたい時間に起きて

食べたい時間に食べる。

食べたくなければ、食べない。

 

お風呂には

ずっと入っていないから

そこだけは、入って欲しいけれど。

 

著書にもあるとおりで

入らなくても、死ぬわけではない。

 

 

2~3週間に1回のペースで

祖父の家に行き

(お小遣いをもらい)

昼食を外に食べに行き

買い物もする。

 

 

昼食は

回転ずしかラーメン。

 

硬いものは

食べられないから

やわらかいものを。

 

 

買い物は

ほぼ買うモノは毎回一緒。

 

 

変わったものを食べなくて

毎日、似たような食事をしている。

 

 

それでも

エビスビールを飲むし

魚屋で刺身を買って食べる。

 

 

食べたいと思うものが

まだまだあるのは

素晴らしいことだよ、

おじいちゃん。

 

 

 

 

祖父のことを

心配でないわけじゃない。

けど、

一緒には住めない。

 

互いにストレスだから。

 

 

今の、

たまに会う関係だから

よぼよぼと歩くスピードも

合わせていけるし、

耳の遠い通じにくい会話も

一生懸命聞こうとできる。

 

(もしかしたら

お小遣いをもらえるから

半分、仕事の気分でいられるのかも。笑)

 

 

 

 

介護は

いつまで続くかわからない。

 

今、頑張れば!

は通用しない。

 

 

自分のことを優先しながら

相手のことも優先する。

人に、サービスに頼りながら。

深刻になりすぎずに。

 

その辺り、

阿川さんの介護は

すごいなぁ~って思った。

 

 

 

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