ことばの世界

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読書記録47【彼女について】よしもとばなな

【彼女について】よしもとばなな

 

彼女について (文春文庫)

彼女について (文春文庫)

 

 

現実って、

どこから現実なのか

線を引くことは難しい。

あいまい。

 

 

自分の目にうつっているものが

現実なのだとしたら

人によって現実は違う。

 

 

しかもさ、

人って同じものを見ている。

と、思うかもしれないけれど

【ピッタリと同じものを見ている。】

ことは、ありえない。

 

 

自分の「目」と「考え方」

というフィルターを通してみている。

 

 

あの人にとっての現実が

この人にとっての現実でないことなんて

数えたらきりがない。

 

 

 

事実と現実は

違うのかもしれない。

 

 

 

目にうつったものを

脳に伝わって理解するのに

0.1秒かかると言われてる。

 

時間差が生じる。

同時に

見ていることだって

ありえないんだ。

 

 

そんなことを考え始めると

自分が見ている世界が

現実なのか

幻なのか

どうでもよくなってくる。

 

 

 

生きているのか

死んでいるのか、

も、そう。

 

 

地球に生きていても

生きている実感がないときもあれば、

幽霊の存在だってあるわけだから

死んでいるのに

生きていると思う場合だってある。

 

 

見たものを

見たままに

たまに、事実と比較しながら

それでも

自分の見たい世界を

生きていていいのではないかな。

と、思うのです。

 

 

 

 

 

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