ことばの世界

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本ことば079【恋愛小説】椰月美智子「他人に相談したって、結局は自分が決断しなければならないことを知っているから」

【恋愛小説】椰月美智子

 

映子自身、自分の悩みを他人に相談するタイプではない。他人に相談したって、結局は自分が決断しなければならないことを知っているから。どちらかと言えば美緒も映子に近いものがある。

けれど!

天下の甘ったれの美緒は、とりあえず誰かになぐさめてもらいたいし、ひとまずは同意してもらいたいというのが本音だった。

 

 

 

そうそう。

相談するときって

すでに、自分で答えが決まっているんだよね。

 

 

後押しして欲しくて

相談する。

 

「いいと思う」と言われたら

「だよね!」と

イケイケGOGOになり

 

「やめといた方がいいんじゃない?」

と言われても

「いや、〇〇だから」と

やる理由を心の中で唱える。

 

 

自分の気持ちの確認。

を、したいだけなんだ。

 

 

 

と、書いたものの

私は、

相談するタイプではない。

 

相談するとしたら

悩んでいる自分に

酔いしれている時だ。

 

 

 

それ以外は、

自分で決めて

相談ではなく

報告をする。

 

 

〇〇にしたから。

の、事後報告。

 

 

 

相談して

めんどくさいアドバイス

されるのが、嫌なのだ。

と、書いていて浮かんできた。

 

 

 

同意も

否定も

すぐにされるのだったら

結論を出しやすい。

 

 

やっかいなのは

私の話を聞いているようで

相談相手が自身の経験を

長ったらしく語る時だ。

 

そうだ。

それが、うざったくて

でも自分から相談した手前

『聞かなくちゃいけない』と

話を切り上げることのできなかった

思い出があったんだ。

 

ははは。

 

 

 

 

自分の気持ちが見えない時は

相談して、話しながら

見つけてもいいし。

 

相談しなくても

決めちゃってもいいし。

 

 

要は

自由なのだよね。

 

 

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