言葉の世界

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【あおい】西加奈子「辞書はなかなか面白い。」

【あおい】西加奈子

 

辞書はなかなか面白い。皆が知っている、当たり前のことをどう書いてあるのか見ると、ほほう、と思う。例えば「綺麗」は、見た目がはでで整っており、感じがいい様子。「匂い」は、そのものから漂ってきて、鼻に感じられるもの。「歩く」は、足を使って、他の場所へ移ること。

 

 

みんなの知っていることを

辞書が改めて説明してくれているのか。

 

それとも、

辞書で意味を知ったから

みんなが、その言葉の意味を

当たり前にと馴染んでいくのか。

 

 

 

ニワトリが先か、

タマゴが先か。

のような話だけども、

そんな風に思うのです。

 

 

 

よくよく考えてみると

辞書って不思議かも。

 

 

だって、

「言葉」を「言葉」で説明しているんだもん。

 

 

「言葉」で説明されている「その言葉」を

理解できないとしたら

「その言葉」を説明している

「そのその言葉」まで

追っていくことになるんだから。

 

 

って、

考え始めると

どこまでも、どこまでも

深く潜っていけるから

空気がすえなくなっちゃいそう。

 

 

んん。

でもでも。

 

きっとさ、

「言葉」を説明する

「その言葉」は

もっとわかりやすい言葉だから

深く潜るというよりも

出口に向かっていることになるのかな。

 

 

 

んーーーー

悩ましい。

 

 

簡単な言葉ほど

実は難しいような気もする

言葉のパラドックス

翻弄されるのでした。

 

 

 

あおい (小学館文庫)

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