ことばの世界

本から自分を知っていく、そんな場所

こころが ひとりぼっち

こころが

おいてかれるとき

 

 

ぽつん と

ひろい部屋の

まんなかで

ひとりぼっちで

すわってる

 

 

だれかが

声をかけにきてくれるのを

まっている

 

 

 

なにもない部屋に

ひとりぼっちの

こころは

だれとも話しもできなくて

だれとも触れ合えることも

できなくて

ただただひとり

ひとりきり

 

 

 

その部屋から

出ることもできなくて

だれかが

やってくるのを

ひたすら待っている

 

 

 

離れていっちゃった

あの人が

帰ってくるのを

ただただ待っている

 

 

 

ひとりぼっちになりたくて

ひとりになったわけじゃない

 

 

さみしくないなんていうのは

うそだから

正直にさみしいって言うね

 

 

 

こころのいる部屋は

ひろい何もない部屋じゃなくて

あなたの

ぬくもりある胸にある部屋

 

 

おいてかれたこころは

あなたのことを

待っているんだ

ひたむきに