言葉の世界

言葉から、世界を知り、世界を創っていくブログ

読書記録9【サーカスの夜に】小川糸

【サーカスの夜に】小川糸

 

自分のことで

変えられるところと

変えられないところがある。

 

 

主人公の少年は

13歳だけど

見た目は10歳のままで

それ以上、身長が伸びることはない。

 

 

ずっと

小さいままで

成長していく。

 

 

その小さいところを

自分だと受け入れ

活かしていくこと。

 

 

自分を生きる物語。

 

 

だけど、

人はひとりで生きていけるはずもない。

 

 

幼いころに

一度だけみたサーカスに憧れた少年は

自ら、サーカスの団員になりたいと

家を出て、サーカス団へ飛び込んだ。

 

 

身長を伸ばすことはできないけれど

今いる場所を変えることはできる。

 

 

 

サーカス団にはいり

自分の役割をみつけていく。

 

 

 

誰かが教えてくれるものでも

誰かが与えてくれるものでもない。

 

 

自分でつかみにいかない限り

自分の居場所なんてないんだ。

 

 

 

自分をあきらめない事。

どんな時だって。

 

 

過去を振り返れば

後悔だってあるだろう。

 

未来を見通せば

恐怖だってあるだろう。

 

 

それでも

ただひたむきに

今を生き

未来へとつないでいくんだ。

 

 

いつも

自信満々なわけでもない。

 

怖さを抱えながら

怖さすらも味方にして

挑戦していく。

 

 

それでいいんだと思う。

 

 

怖さも必要だ。

 

ビビッて立ちすくんで

なにも動けなくなってしまったら

怖さが敵になっているとき。

 

怖いけれど、

だからこそ、慎重に

でも、勇敢に

綱渡りをするように

前をみながら

一歩ずつ進んでいけたら。。。

 

その時は

怖さも自分の一部となり

進む道を応援してくれてるはずだから。

 

 

 

 

サーカスの夜に (新潮文庫)

サーカスの夜に (新潮文庫)