ことばの世界

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読書記録8【詩ってなんだろう】谷川俊太郎

【詩ってなんだろう】谷川俊太郎

 

詩とは何か?

 

谷川俊太郎さんが

詩というものを

詩で教えてくれてる本。

 

詩ってなんだろう (ちくま文庫)

詩ってなんだろう (ちくま文庫)

 

 

 

あれも詩。

これも詩。

それさえも詩。

 

 

「詩」と変換しようと

「し」を打つと

わたしのパソコンは一番に

「師」を出してくる。

 

 

「詩」は「師」かもしれないな。

 

 

感性をゆさぶってくれる

師匠みたいなもの。

 

その感性をもっているのは

自分自身だけれども。

 

 

だから、

自分さえもが

「師」になりえるのかもしれない。

 

 

 

わたしは

リズムのよい「詩」が好き。

 

意味はなくとも

リズム感だけでたのしくなる。

 

 

 

小学生のときに

何度も読んだ詩は

いまでも、空で言える。

 

 

この本にも出ていたけど、

谷川俊太郎さんの「いるか」

 

いるかいないか

いないかいるか

……

 

 

いるかが

いるか

 

イルカ?

居るか?

 

あえての

ひらがなで

全部をかいてあるから

どっちがどっちだか

見てはすぐにわからない

 

 

いるかを

探すわけでもなく

いるかのリズム、

いるかの発音

そんなものを楽しんでた。

 

 

一文でも詩になってしまうし。

 

詩って

なんなんだろう。

 

文章との違いは

どこにあるんだろう。

 

 

 

わたしは

詩がなんだかわからないけれど

詩が好きな気がします。