本ことば024【男ともだち】千早茜「お前がそう感じるんなら、誰に否定されたってそれが真実や」
【男ともだち】千早茜
「ええんちゃう。お前がそう感じるんなら、誰に否定されたってそれが真実や」
「ありがとう」
その言葉が自然にこぼれた。私はきっと好き勝手にしか生きれないだろう。強欲で傲慢で一人よがりで。そういう人間だ。それでも、その言葉があるのとないのとでは大きく違う。
わたしの感じたことが
わたしにとっての真実。
わたしが感じていることを
誰がわかるというのだろう。
それでも、
不安定な土壌で
グラグラしているココロは
確実な答えを欲しがる。
わたしのことを
一番に信じられないとき。
誰かが
わたしのことを
信じてくれることで
一寸先に光があらわれる。
あなたが
わたしの感じたことを
わたしの真実として
信じてくれるのならば。
そんなに心強いことはない。
そして、
わたしの感じたことを
信じられるあなたは
あなたの感じたことを
あなたが信じているからこそ。
だから、わたしは
誰に何と言われても
わたしの感じるままに
生きていけるのだ。