本ことば007【たった、それだけ】宮下奈緒「自分はできる、自分はいいことをしている、と思っていると」
【たった、それだけ】宮下奈緒
「自分はできる、自分はいいことをしている、と思っていると、どうしても相手のことを低く見てしまうように思います」
益田さんは淡々と続けた。
「相手が下手に出ないと、なんで、と思うんです。なんで、俺が親切にしてやってるのに、って」
上下の世界の住人に
なっていました。
してあげてる。
してあげてる。
してあげてる。
なに、その上から目線。
自分が上。
相手が下。
の世界観。
下に見下した人が
何か生意気なことをすると
ムカついてしょうがなくなる。
下の人は
自分に逆らっちゃいけないから。
どこまでも
自分を高い位置においてることに
自覚もなにもなく生きている。
なのに、
自分は誰よりも、
人に親切で優しくて
こんなわたし素敵だと
自分に酔いしれる。
こんなに素晴らしいわたしが
やってあげてるのよ。ってね。
傲慢のあらわれ。
してあげてるのにー!!!
と、キーっときたときは
自分を振り返ろう。
そうしよう。
「~してあげてる。」
と
「~させてもらってる」
行動としては
同じかもしれないけど
行動にいたるまでの想いが
全然違ってくる。
自分がしたいから
その行動をする。
そう。
自分のWANTからの行動を
していった方が健全であり幸せ。
心の中での言葉づかいにも
注意をむけたいものであります。
心の中は
誰にも聞こえないし、見えないけれど
たった一人、自分自身には
聞こえているし見えている。
唯一、ごまかせないわたしが
聞いている言葉なのだから。