ことばの世界

本から自分を知っていく、そんな場所

本はともだち

なんで、本が好きなんだろう?

読まなくてもいいのに

読みたくなるのはなんでだろう?

 

そんなことを考えてた。

 

 

ひとりになりたい時に

本を読みたくなる。

 

誰かと話したいけれど

相手のノリに合わせたりとか

気が向かない時。

 

本を読むと

本がわたしと

話していてくれるように

思えるんだ。

 

 

静かな会話が

本とできるんだ。

 

 

ともだちのような存在。

いつでもそばにいてくれる。

 

わたしから

本に話すことはないんだけど

本がわたしに話しかけてくれる。

 

そうすると、

わたしも心の中で

会話がうまれていく。

 

 

あ~、

そうだったんだ。

って、思えることがある。

 

 

そっと話してくれる本が

わたしは好きなんだ。

 

 

わたしは、一生わたしのまま

自分が何を思っているのか

考えても、考えても

案外わからないもので。

 

自分だけで完結させることは

いろんな人との関わりの中で

生きているうえでは

難しい気もする。

 

 

もちろん

自分のことは自分で責任をもつ。で

誰かに責任を渡したいわけじゃないのだけど。

 

 

「わたし」という人間は

誰が周りにいるのか。で

コロコロと変わっていく。

 

変わるのは

外に見せている部分だけ。

 

中身の要素は変わっていなくて

どこを色濃くしているか。の

割合が変わっているだけ。

 

 

 

真面目にきちんとやりたい部分

いい加減にゆるゆるとやりたい部分

 

丁寧にコツコツと続けたい部分と

全部をバッサリと切って、

心機一転していきたい部分

 

どうにかなるなる。と

明るく楽天的な部分と

どうしよう、どうしよう、と

暗く不安になる部分

 

みんなとわいわい騒いでいたい部分と

1人で音もなく静かにいたい部分

 

 

相反するであろう成分が混在して

「わたし」を作り上げているから。

 

 

同じであろうとしなくてよくて

その時に感じたことを

よしとしてあげると

自分が見えてくるのかもしれないな。

 

 

 

そんなことを

思うがままに綴るのが

やっぱり、わたしは好きみたい。

 

 

思っていることなら

いくらでも

ダラダラと書いていける気しかしないから。笑

 

 

本のことを

いっぱいまとめていると

自分のココロに触れていくようで

楽しいんだね。

 

 

そんな、わたしは

わたしのままで

これからも生きていくんだろうな。

本ことば098【生きるとは、自分の物語をつくること】小川洋子・河合隼雄「それだけ言葉っていう道具の方が不自由なものだということでしょうか。」

【生きるとは、自分の物語をつくること】小川洋子河合隼雄

 

『それだけ言葉っていう道具の方が不自由なものだということでしょうか。

 

もう恐ろしいぐらいに出ます。言葉の方が一般的にはごまかし可能ですよ。相当嫌いな人にでも「お会いできて嬉しいです」ぐらい言えますもんね。そやけど顔は変わらん(笑)。「いやぁ、もう結構です」って言っても、手が前にピューッと出てきたりね(笑)。』

 

 

 

言葉はウソをつく。

 

建前の社会。

建前の言動。

 

 

思ってないことも、言葉として発することはできちゃう。

 

 

 

良いと思ってないのに「良い」といったり、

好んでないものをおすすめしたり、

お世辞を言ったり。

 

 

どれが本当で、どれがウソなのかわからなくなる。

 

 

 

ごまかしのある世界。

 

 

でも、そんな遊びがあってもいいな、と思ってるわたしもいる。

 

 

 

余計なウソをつきたいとは思わないけれど

ちょっとした遊びのあるウソとか

お決まりのあいさつとか

あってもいいのかな。って。

 

 

 

言葉の全てを信じやすいわたしは要注意なんだけどね。

そのままを真に受けるから。

 

 

 

言葉は巧みにつくられた道具だと思うの。

 

 

道具って、使う人によって効果も違うでしょ。

 

 

 

だから、だから・・・

 

 

偽りのものばかりを生み出す道具ではなくてね

幸せにな道具として使いたいよね。

 

 

 

あ、ウソも必要だよ。

 

 

夢を語るって、

今は現実になってないから

今からみるとウソになるもん。

 

 

でも、未来には現実になってる。

 

 

 

ウソのとらえ方の違い。

 

 

 

 

語るから、現実になっていくことだってある。

 

 

 

言葉っておもしろい。

 

 

 

生きるとは、自分の物語をつくること (新潮文庫)

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本ことば097【蘇える変態】星野源「つまり「変態であること、それすなわち人間である証明」なのだと思います」

【蘇る変態】星野源

 

人はみな、変態だと思います。

人間より長い歴史を持つ動物を生物として「普通」としたら、

服を着て着飾ったり、向かい合ってセックスすることを正常位とする人間は

もうフェティッシュの固まりだし、みな変態です。

つまり「変態であること、それすなわち人間である証明」なのだと思います。

 

 

 

他の動物から見たら

人間って確かに変態だ。

 

人間だけイレギュラーだ。

 

でも、人間だって動物だもん。

 

人間はみんな変態なんだ!

 

 

って。何故だかウキウキしてしまった。

 

 

わたしは、変態って言われて嬉しいのか!?と

自分で自分に突っ込みをいれる。笑

 

うん、イヤではないな。

 

 

変態って、エロかったりスケベな人を

どこかでイメージしてたのね。

小学校や中学校の頃の話かな?

 

 

そこから、変態のイメージが

30歳になる今まで更新されてなかったのに

この本で新しいものになってくれた。

 

 

普通とは違う。

 

普通とは違う。

 

普通とは違う。

 

 

 

普通とは違うって、何をもっていうかも

わからなくなっちゃった。

 

 

変態という言葉を

自分自身も当てはまるな。と

当てはまる部分を見つけてしまったんだ。

 

 

それに

人にエロイとか思われても別にいいし。ってね。

 

 

性に興味があるのを

エロイというならば

人間なんてみんなエロイ存在だと思うし

 

むしろ人間の3大欲求の

食欲・睡眠欲・性欲のひとつが

欠けてた方が変じゃないのかな?

 

 

性は生。

生きることにつながるから性。

 

 

性がないと

今のわたしは生まれてこないもん。

 

 

性=エロイではないし

エロイ=変態でもない。

 

なんとなく

近いグループの中にいるから

同じようにとらえてしまうけど

 

個々の言葉を見ていけば

別物だってわかると思う。

 

 

じゃあ「変態」はどういうこと?

 

 

また、新しい自分にとっての定義を

わたしは考えたいと思うのです。

 

 

蘇える変態

蘇える変態

 

 

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本ことば096【言葉なんかおぼえるんじゃなかった】田村隆一「ほかの誰とも違う「好きです」「愛してます」を探すわけだ」

【言葉なんかおぼえるんじゃなかった】 田村隆一(語り)・長薗安浩(文)

 

たとえば、だ。

 電話がここまで行き届くと、手紙を書かなくなる。手紙ってのは、思いを伝えるのに向いているんだ。まあ、そのためには言葉と字が大切になってくる。自分の思考や感情を表現するにふさわしい言葉を識(し)らなきゃ、一文字だってペンは進まない。たとえば、ラブレターを書こうと思うと、嫌でも言葉に敏感になるよな。ほかの誰とも違う「好きです」「愛してます」を探すわけだ。自分の感情にピッタリくる言い回しを、真剣にね。必死だよ、自分のためだから。

 

 

 

言葉を探す。

 

自分の想いと一致する言葉を。

 

 

わたしの脳内にある辞書を

めくりにめくって

言葉を探す。

 

 

そのたびに

自分の語彙力の乏しさに

もどかしさを感じずにはいられない。

 

 

だからこそ、

言葉に貪欲になっていく。

 

 

わたしの辞書のページを

増やしていくために

新しい言葉に会いにいく。

 

 

 

わたしだけの

「好きです」を

表現したいもん。

 

 

 

 

いや、

「好きです」でも

いいんだけど、

 

ストレートに

「好きです」で

問題があるわけじゃないんだけど、

 

 

同じ

「好きです」でも

どんな「好きです」かは

どれだけの言葉を総動員してるかで

変わるのです。

 

込める力が

確実に変わるのです。

 

 

だから、やっぱり

わたしだけの「好きです」を求めて

わたしは沢山の言葉を

手に入れたいと思うんだ。

 

 

 

わたしが、

わたしを表現するために。

 

 

わたしの想いを

誰かに伝えるために。

 

 

 

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本ことば095【ちび象ランディと星になった少年】坂本小百合「好きなことって覚えるのも簡単なのよ。」

【ちび象ランディと星になった少年】坂本小百合

 

「すっげー、でもママはなんでゾウのことはそんなに詳しいの?」

「そうね。子供の頃から大好きだったからね。哲ちゃんだって、家にいるいろんな動物のことをよく知っているじゃない。好きなことって覚えるのも簡単なのよ。」

 

好きなことって、

なんであんなに没頭できるんだろう?

 

頑張ってるつもりはないのに、

他からみたら頑張ってるようにみえる

のめりこみ具合ってあるよね。

 

 

好きだからこそ

もっと知りたくなる。

 

好きだからこそ

すぐ覚えられちゃう。

 

 

自分が興味をもって、

知りたくてしょうがないことだと

すんなり記憶の部屋におさめされちゃうんだよね。

 

 

 

わたし、学校の勉強で

社会科が大の苦手でした。

 

中学生の時は

けっこう、勉強ができる子だったから

成績も4と5ばかりでさ。

(自分で言うなって感じだよね。笑)

 

 

先生の話とか聞いて、

興味があるものだとすぐ覚えられた。

 

だから、

授業だけ聞いてても

覚えることが可能だったんだろうな。

 

 

でも、

社会、特に歴史だけは

からっきしダメで。

 

 

縄文時代弥生時代古墳時代・・・と

時代の順番を覚えるのも難しくて。

 

誰が何時代に生きたとか

その時代の主だった出来事とか

覚えるのが本当にできなかった。

 

こればっかりは、

イヤイヤながら必死に覚えてたな。

 

「とにかく、そのまま覚えちゃえ!」

っていう、テスト前日から当日までしか残らない記憶術。笑

 

 

 

学生時代は、

なんであんなにも、テストの点をとろうと

頑張ってたんだろうなぁ~

 

 

ただ、覚えるだけ。って、

楽しくもなんともないんだよね。

 

 

今は、好きな事しか勉強しない。

それか、やりたいことが先にあって

そのための勉強。

 

それだとね、

覚える気になるんだなぁ~

 

 

 

好きなことをやるって、最強だね。

記憶も一緒についてきてくれるんだもん。

  

 

ちび象ランディと星になった少年

ちび象ランディと星になった少年

 

 

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本ことば094【ブスの「力」】石川香「人の評価をぜんぶ足したら、それが私になるでしょうか?」

【ブスの「力」】石川香

 

人の評価をぜんぶ足したら、それが私になるでしょうか?なりはしないですよね。だから、他人の評価なんて関係ないし、比較することを最初からあきらめる。そんなものは放棄すればいいだけなのです。

 

 

「人の評価=自分の評価」と

思い込んでいたあの頃のわたしに教えてあげたい。

 

(今でも、人の評価に振り回されてしまうことがあるので

日々、自分と向かい合ってはいるのですが)

 

 

人の評価に振り回されて

自分を失ってしまうほど

アホでもったいないことはない。

 

あの人があぁ言ったから。

この人がこう言ったから。

 

では、

あの人とこの人が

正反対のことを言っていたら

一体あなたはどっちを信じるの?

 

 

結局は自分じゃないか。

 

なのに

人の評価を基準にしてたら

自分はどこにもいなくなる。

 

 

わたしが、わたしを評価する。

それだけ。

 

 

このそれだけが

案外難しいんだけどさ。

 

 

小学校時代から

通知表で先生に評価されることに慣れている。

しかも、学校の枠にはめ込んだ評価。

 

枠からはみ出ようものならば

枠に無理に押し込められる。

 

それに慣れてしまったら

自分の判断なんてできなくなるよ。

 

 

親の目を気にして

先生の目を気にして

同級生と比べられて

評価されていく。

 

 

評価する人に基準によって

良いも悪いも変わるのに

それを忘れて

褒められたら喜び

叱られたら悲しむ。

 

 

そろそろ、

他人軸に振り回されるのは

卒業していいんじゃないか。

 

人と比較する必要はない。

 

 

自分で自分を評価する。

昨日の自分と今日の自分を比べる。

 

 

そういう生き方を

わたしはしていたい。

 

 

ブスの「力」 ―銀座の常識を破る逆転の法則

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